井上ひさしさん死去

2010/04/11

劇作や小説「吉里吉里人」の井上ひさしさん死去
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【関連書籍】
吉里吉里人 (上巻) (新潮文庫)

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レビュー件数 : 9
レビュー平均 : 4.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : とにかく笑い転げました
●評価 : 5 / 5
最後まで笑いながら読みました。こんなおかしな小説は珍しい。たとえば、「吉里吉里語講座」では通常の語学学校の常識が転倒しています。普通は外国語を学ぶ際、劣等感を持たないよう、口をきちんと動かすようを指導していますがここでは劣等感をもちましょうとなっているのがおかしい。主人公のどじなキャラに愛着しました。自衛隊との衝突のシーンもずっこけていておかしいし、会話は漫才のようだし。東北弁も生き生きしているし。ナレーションはユーモラスだし。
政治的風刺も効いていて、ことばのあそびもおもしろくて。ラストシーンには、国家機密を解明する言葉の遊びが隠されているので、お楽しみに。どたばたであるとの意見もありますが、こういう上手などたばたなら楽しめます。 (@2007-06-14)

吉里吉里人 (下巻) (新潮文庫)

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レビュー件数 : 1
レビュー平均 : 5.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : 高校生時に読んだ初大作
●評価 : 5 / 5
もう何十年も前の私が高校生だった頃、
初めて大作小説を読んだのがこの本でした。
今でも大切に所蔵しています。

東北のある地方で
日本国からの独立運動が湧き上がり、そして実行したが、
儚くも阻止されてしまった物語である。

吉里吉里という地名は、東北に実在し
ロマンを駆り立てる。
吉里吉里の人々は、とっても <めんこい>^^

「国家とは何か、どうあるべきか。」
真剣に、そして楽しく、夏休みを利用して一気に読んだのが最近のように
鮮明に覚えています。
レビューを書いているうちに、再び読みたくなって来ました♪
(@2010-04-14)

吉里吉里人 (中巻) (新潮文庫)

吉里吉里人 (中巻) (新潮文庫)


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レビュー件数 : 1
レビュー平均 : 5.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : 高校生時に読んだ初大作!
●評価 : 5 / 5
もう何十年も前の私が高校生だった頃、
初めて大作小説を読んだのがこの本でした。
今でも大切に所蔵しています。

東北のある地方で
日本国からの独立運動が湧き上がり、そして実行したが、
儚くも阻止されてしまった物語である。

吉里吉里という地名は、東北に実在し
ロマンを駆り立てる。
吉里吉里の人々は、とっても <めんこい>^^

「国家とは何か、どうあるべきか。」
真剣に、そして楽しく、夏休みを利用して一気に読んだのが最近のように
鮮明に覚えています。
レビューを書いているうちに、再び読みたくなって来ました♪
(@2010-04-14)

ボローニャ紀行 (文春文庫)

ボローニャ紀行 (文春文庫)


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レビュー件数 : 1
レビュー平均 : 5.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : 学ぶべきところの多い「ボローニャ精神」
●評価 : 5 / 5
「ボローニャ方式」と言う言葉は、何となく聞いたことがあり、都市再生のモデルと言われている事も知っていましたが、それが実際どういうことなのかは知りませんでした。
それが、この本を読むことによって氷解しました。

そして、この「ボローニャ方式」と言うものが、単に都市再生の方法論と言うことではなく、「ボローニャの精神」と言われる考え方であり、心の問題だと言う事を冒頭で理解させられました、
「国という抽象的な存在ではなく、目に見える赤煉瓦の街、そしてそこに住む人たちのために働く」ことが「ボローニャの精神」だと定義します。
そしてそれは、「「自己責任」なんて冷たいコトバは使わない。困っている人間がいたら、とりあえず手を差し出してあげる」と言うマレッラ神父の精神に根ざしているとします。
そこから、「自分はここで生まれてよかった、ここで恋をし、ここで子どもを育て、ここで死ぬことができて幸せだった。そう思えるような街をみんなで作りあげること」が、大切だとします。

こうして見てくると、「ボローニャ方式」とは単なる方法論ではないことが解ってきました。
そうではなくて、「ボローニャ精神」から自ずから出てくる自分たちの街をどうするか、という考え方なのだと言うことが解ります。
その結果として、「何百年も前の建物や街並みをそっくり保存しながら、その上、いまの生活にも役立てる方式」と言った表面的な形式が現れると言うことなのでしょう。

この根本には、「過去と現在とは一本の糸のようにつながっている。現在を懸命に生きて未来を拓くには、過去に学ぶべきだ」と言う歴史認識があるように思えます。

いずれにしても、この紀行文は、単なる「紀行文」の枠組みを超えた素晴らしい作品で、非常に訴えかけるものも多いし、私たちが住む日本でも十分に考えなければいけない問題的を多く含んだ作品になっていると思います。 (@2010-03-12)

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)

井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)


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レビュー件数 : 12
レビュー平均 : 5.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : 誰にとっても役に立つ
●評価 : 5 / 5
この本に書いてある作文の技術は、誰にとっても役に立つと思います。もっと早く読めばよかったと後悔しました。国語の先生に真っ先に読んで欲しい本です。
本の最後には、作文教室の参加者の皆さんの作文が載っています。これがまたおもしろい。井上先生が赤字で添削しています。 (@2006-01-06)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)


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レビュー件数 : 9
レビュー平均 : 5.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : 米原さんの本棚
●評価 : 4 / 5
「オリガ・モリソヴナの反語法」が強烈な印象だったので、次にこの本に進みました。あのような凄いスケールの小説を書いた女性の本棚を覗きかったのです。この本は、基本的に、米原さんの書評エッセイ集ですが、穏やかな文体でロシア政治・経済・歴史書から非常にくだけた文学いや自分の闘病生活にまでに言及していて、超硬派を期待していた自分には、やや意外感がありました。しかし、新しいジャンルに光を当てて頂いたことには感謝です。身構えずに等身大の米原さんの本棚を眺めてみましょう。 (@2009-12-26)

父と暮せば (新潮文庫)

父と暮せば (新潮文庫)


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レビュー件数 : 14
レビュー平均 : 4.5 / 5 ポイント
●参考レビュー : あの人、うちのおる窓口へきてくれんかな、
●評価 : 5 / 5
 人間の存在全体に落とされたものだと考える...と作者が前口上で書いている「原子爆弾」
 その下で起きた悲劇を三年後の生き残った女性の日常生活に織り込んで脚本にしたものです。
 亡くなった父が幽霊となって娘と暮らしているという設定の舞台で、会話の中に原爆の姿やそれによって引き起こされたたくさんの街の人たちの死が語られます。
 ひとり生き残った娘の恋心に「応援団」として表れた父。
 愛情のこもった会話がとても心に残る作品です。 (@2007-09-02)

モッキンポット師の後始末 (講談社文庫)

モッキンポット師の後始末 (講談社文庫)


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レビュー件数 : 12
レビュー平均 : 4.5 / 5 ポイント
●参考レビュー : 東野圭吾さんに影響を与えた作品
●評価 : 4 / 5
東野さんが影響を受けたというのを聞いて読んでみました。
確かに東野さんのエッセイの書き方はここからきてるんだな、と感じました。

特に内容がある作品ではないんですが、
古き良き時代の雰囲気が楽しいし、表現が面白くてニヤニヤしてしまう感じです。

(@2007-10-09)

私家版 日本語文法 (新潮文庫)

私家版 日本語文法 (新潮文庫)


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レビュー件数 : 8
レビュー平均 : 4.5 / 5 ポイント
●参考レビュー : とても面白い
●評価 : 4 / 5
 
最初は日本語文法を学ぶことを目的に買ったのだが、
本書で日本語の文法を学ぶ、というより、
日本語に纏わる様々なエピソードを楽しむ、といった感じで
当初の目的とは違ったが、とても楽しい内容でした。
 
日本語文法なんて興味ないとか、
文法なんか知らなくたって話せる
(井上氏はむしろこの立場なんだと思います)
という人でも、日本語を使っている人なら誰でも楽しめる本です。
 
本書に載せられている引用文の多彩さにも驚きました。
(難い文法書から下世話で猥褻なチラシの文章まで!)
   (@2007-04-29)

わが蒸発始末記―エッセイ選 (中公文庫)

わが蒸発始末記―エッセイ選 (中公文庫)


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レビュー件数 : 4
レビュー平均 : 5.0 / 5 ポイント
●参考レビュー : 深い筆力です
●評価 : 4 / 5
 いやあ、びっくりしました。内容は、仕事を引き受けすぎたのと、歯痛が重なったプレッシャーで心ならずも蒸発してしまった体験の表題作など、まあどうってことのない身辺の出来事を題材としたエッセイ集なのですが、当代超一級の戯作家の筆は実に深い。たった223ページの文庫本ですが、ずっしりと重みがあります。「後架に立つ」なんて表現をさらりと挿入できるなんて、いまどきの常人にはなしえない「わざ」だと思います。
(@2009-05-07)

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